新技術による廃棄物処理
無公害で低コストのリサイクル技術
熱分解により有機廃棄物のゴミを
パウダー状セラミックへ転換します。
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ERCMの特徴
低コスト
設備費や運転費・保守費などのコストを
低く抑えることが出来ます
ERCMは、熱分解炉・排気を常温冷却し「木酢液」を採取する冷却槽・微小タール分や匂い粒子等を取除く活性炭の槽よりなっております。中心となる熱分解炉は、上部に二重蓋の附いた有機物の投入口、底部にセラミックを採りだす装置のついた鉄の箱です。炉壁には、熱分解炉内の酸化還元電位を低減させる為の負イオンの送入口を数段に設けてあります。
このように構造は至ってシンプルで耐熱部品は使用しておりません。これまでの焼却炉では、含水率の高い廃棄物はそのまま処理出来ず、予備乾燥や補助燃料が必要でした。また排ガス処理に必要な脱硝装置や薬剤の他、高温になる炉を冷す冷却水も必要で、稼働中は焼却炉を管理するスタッフも必要でした。
ERCMを導入すると、夜間の無人運転も可能で、これまでかかってきた乾燥・排ガス・冷却に伴う経費と人件費を大幅に削減できます。
高減容
あらゆる可燃性廃棄物を熱分解により
パウダー状セラミックに転換します
ERCMは、有機物を低酸素状態で加熱する熱分解により、容積が高い減容率で、パウダー状セラミックを生成します。
食品残渣・感染性処理物・使用済み紙おむつ・包装材などの樹脂・プラスチックなど様々な廃棄物を熱分解します。廃棄物を混載して投入できるので、分別や前処理は基本的に必要ありません。一日で処理出来るので施設内の衛生管理にも貢献します。
無公害
処理過程で環境汚染物質を
ほとんど出しません
ERCMは、騒音・振動を出さず、ダイオキシン類・塩化水素・窒素酸化物・煤塵などの環境汚染物質がほぼ出ないのが特徴です。廃棄物から出来上がったパウダー状セラミックの、炭素残留量はきわめて少なく、後処理なしに再利用が可能な素材として、さまざまな分野で活用できます。
ERCMの仕組み
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初回時は木炭を使用し、投入した廃棄物が連動炭化(燻焼)する為、その後補助燃料を必要としません。
廃棄物はセラミックから発生する遠赤外線により発熱し乾燥・炭化(燻焼)域に触れます。負イオンを含んだ空気を送り連動燻焼させ分解・気化し、パウダー状セラミックが残リます。
乾燥・炭化(燻焼)の際、発生する蒸気や揮発性物質などの乾留ガスは、多量の負イオンで分解し無害化した状態で排気として取り出します。
排気がそのまま外気に触れると、有害物質が出来てしまうため、外気に触れる前に冷却し木酢液を採取します。その後活性炭槽により、タール分や微粒子を除去し、煤塵や微細な物質を取出し、無害の排気として排出します。
非常に狭い熱分解層は1000℃の輻射熱(※)に達しますが、その他は100℃程度の低温で維持されます。
※輻射熱とは
遠赤外線領域の電磁波で、投入した有機物の原子を共振させ発熱される熱で、有機物はその発熱により、内部から乾燥・炭化していきます。
ERCMで処理可能な廃棄物
一般廃棄物はもちろん、注射針や紙おむつなどの医療系廃棄物から、食品残渣・下水汚泥・糞尿などの高含水廃棄物、廃プラスチック、機密文書など有機物であればそのまま投入して頂けます。処理の過程で殺菌し匂いも全くなくなります。金属・ガラスなどは分解はされませんが、無菌化されてそのまま残ります。
医療系廃棄物
SR/ASR
廃プラスチック・発砲スチロール
食品残渣
下水汚泥
糞尿・動物死骸
様々な用途に使える
セラミックパウダー研究開発・医療介護・生産現場・食品衛生・土壌改良など
ERCM実証実験事例
これまで様々な有機物のゴミを実証実験してます。
導入前に「このゴミも処理可能か」実験もできますのでご相談ください。
- 株式会社伊藤食品様:カット野菜くずなどの食品残渣物
- 足柄上衛生組合様:汚泥
- ASK商会城山研究所:医療系廃棄物・おむつ
ERCMメディア掲載
循環経済新聞2015年1月19日掲載
西日本新聞2015年1月22日掲載
月間熊本経済2015年2月掲載
循環経済新聞2016年9月12日掲載
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